知らない人の家に電話をかける。
電話をかけ、話す内容は決まっている。
自分の名前を名乗る事と、たった3行ぐらいの短い文章を読むだけ。
そんな簡単な事なのに…
電話の前に座り………悩む……。
知らない人の家に電話をかける…
そんな事いきなりできる訳ないだろう……(>_<)
と頭の中は同様でいっぱい。
まぁ、この仕事を選んだのは、私自身なのですが…。
選んだと言うより、選べなかったから、結果的に電話の前で、ただただ悩む事に…。
しかし、会社はそんなの関係なく、そんなに甘くもなく。
「悩んでないで、早くかけろ!」と担当上司に言われ、仕方なく受話器を取った。
心臓が飛び出るかと思うぐらいの緊張で、何度も電話番号を掛け間違える…
やっとの思いで、掛けれた一件目……
きっとあの時は、モジモジしながら、ボソボソ話していたのだろう…
あっと言う間に切られてしまったと思う。
その後、30分ぐらいモジモジしながら電話をかけ続けていたら、
なんと!奇跡的にアポが取れた!!!
私の仕事は、電話を掛けてアポを取る事。電話を掛けて喋っていれば良い訳ではない。
今でも覚えているぐらい、すっごぉ~く嬉しかった!(((o(*゚▽゚*)o)))
「早く掛けろ」と言われた上司や、周りにいた先輩達が、皆で「おめでとう~!!!!」って言ってくれて、本当にすごーく嬉しかった(*´∀`*)
1件のアポを取るって、こんなに嬉しい事なんだ!と思い『頑張ろう』と思った。
これが、私にとっての電話との出会い。
自分で選んだ仕事ではなかったけれど、電話と仕事をする運命だったような気がする。